福島民報、いわき民報「第二句集「弥勒沢(みろくざわ」」
11月8日「福島民報」に俳人で常磐炭田史研究会員の結城良一さんが、第二句集「弥勒沢(みろくざわ」を出版した事が紹介されております。県文学賞・正賞を受け、高い評価を受けた第一句集「発破音」から33年ぶりの出版で自らの炭鉱人生を振り返り、確認する約460句を収めております。
句集名にした「弥勒沢」は片寄平蔵が石炭を発見し、常磐炭田の開祖となったいわき市内内郷白水町の地名。「天金のたらの花咲く弥勒沢」からとったそうで、結城さんは「古希を迎える元炭鉱夫のすべてです。ぜひ読んで欲しい」と話されております。
同じ日の「いわき民報」に「旧炭田見守り句作」という見出しで結城良一さんが33年ぶりに出版した句集「弥勒沢」が紹介されております。今回の句集は「ボタ山(昭和47~51年)」、「仏具山(同52~63年」、「月山(平成元~7年)、「弥勒沢(平成8年~16年)」と時代ごとに4つの章で展開。「爆臭の漂う冬田急がねば」、「午前4時朱夏の厨に坑夫妻」など、炭鉱当時の作品から「山らしくなりしボタ山養花天」など現在の炭田の風景を詠み込んだ作品が紹介されております。お問い合わせは結城さんTEL0246-43-2940まで。