福島民報「28回福島民報出版文化賞の受賞作」
6月26日の福島民報に28回福島民報出版文化賞の受賞作が紹介され、『特別賞』として『地底の夜明け」高原浅市著が受賞したことが報道されていました。
十三歳のときから炭鉱で働いていた、故高原浅市氏による戦前の労働運動史。常磐炭田で働いていた人の姿を、当時の国内外の社会情勢も織り込みながら克明に記録している。争議について組合だけでなく会社側、行政、警察などの動きも赤裸々に記されており、読み応えがある。組合活動に身を投じた生涯を飾ることなく綴った高原氏の執筆姿勢も共感を集めた。巻頭には資料写真も掲載している。刊行会代表・菅野勝雄さんの話として、若い人達にぜひ読んでもらいたい、過酷だった当時の炭鉱の労働実態を知ってほしい。と記されていました。