浅野總一郎の書「總親和總努力」をいわき市に寄贈
常磐炭礦の創始者、浅野總一郎の書『總親和總努力』の寄贈及び感謝状贈呈式が6月17日㈮にいわき市石炭・化石館で開催されました。常磐グループの企業理念にもなっているこの書(常磐炭礦→常磐興産所有)は、約4.4㍍×1.1㍍の大きさで、長らく内郷地区にあった浅野記念館に飾られていました。いわき市の石炭に関する歴史や文化を広く市民に伝え、市制発展に役立ててほしいと、保管していた常磐興産㈱が寄贈することになりました。また、書の修復は(一財)東部石炭懇話会の支援を受けて、いわき市石炭・化石館が行いました。
清水市長が「この書はいわきの宝であり遺産になる。石炭産業の歴史にふれてもらいたい」と挨拶し、常磐興産㈱の井上直美社長は「歴史的遺産を保存して後世に伝えていきたい。明治人の『日本のために働こう』という気概が伝わる力強い字だ。炭礦との関わりを出発点として地域の宝として多くの皆さんに見ていただきたい」と挨拶しました。清水市長から感謝状が贈呈された後、東部石炭懇話会の佐久間博巳専務理事、いわき観光まちづくりビューローの高橋克江専務理事と共に除幕を行いました。書は同館のエントランスホールに飾られております。